フリーライター、書くヒト

フリーライターの篠原修司が書くブログ。実際に働きながら身につけた文章のテクニックやネット炎上の事例、フリーランスについてのあれこれを書いてます。

CNNによる「日本すごい」系ローカライズ記事タイトルの例

 米メディア『CNN』が日本向けに翻訳した記事を配信する際、本家で使っているタイトルではなく「日本すごい」系のタイトルにローカライズしていた好例を紹介します。

英語記事「世界で最も強力なアジア2カ国のパスポート」

 まずは本家「cnn.com」の記事から。

edition.cnn.com

 タイトルの日本語訳は「世界で最も強力なアジア2カ国のパスポート」。

 日本とシンガポールのパスポートは180カ国にビザなしで渡航できるという、コンサルティング会社のヘンリー&パートナーズによる調査結果を取り上げた記事です。

日本語記事「日本のパスポートは世界最強、180カ国のビザ免除」

 そしてCNNはこの記事を日本向けに配信する際、タイトルを「日本すごい」系にローカライズしています。

www.cnn.co.jp

 タイトルは「日本のパスポートは世界最強、180カ国のビザ免除」。

 もちろん記事内でシンガポールについても触れられていますが、一番最初に目にする記事の内容は「日本のパスポートは世界最強」です。

 日本人からすると「マジか、日本すごい」と思ってクリックするでしょうし、そのうえで記事内できちんと「日本とシンガポールがトップに立った」と伝えています。

 つまり「釣り」や「タイトル詐欺」で人を引っ張ってくるのではなく、「記事内容をもとにどれだけPVを稼げるか」を突き詰めた好タイトルと言えます。