フリーライター、書くヒト

フリーランスのライター篠原修司が書くブログ。実際に働きながら身につけた文章のテクニックやPVアップ術、フリーランスについてのあれこれを書き綴ります。

「です・ます」調と「だ・である」調、ブログの文章の書き方はどちらが良い?

 ブログを書くときに文体を「です・ます」調の敬体と、「だ・である」調の常体のどちらにすれば良いか迷っている人は多いことでしょう。

 結論を言うと「どっちでもいい」のですが、それでは悩んだ結果この記事を読んでいる人に申し訳ないので敬体と常体の特徴とおすすめ、そしてこの結論になった理由を紹介します。

敬体「です・ます」調の特徴

  • 丁寧な印象を受ける
  • 同じ文末になりがち(○○です。でおわる文章が何度も続く)
  • 感情の表現が難しい

常体「だ・である」調の特徴

  • 言い切り形になるため威圧的な印象を受ける
  • 表現の自由度が高い
  • ネガティブ系メッセージが強く伝わりがち

炎上したくないなら「です・ます」

 ブログを書くうえでの「です・ます」調と「だ・である」調の一番の大きな違いは炎上のしやすさです。

 ブログは個人の意見を発信するもののため、執筆している期間が長ければ長いほど炎上することがあるでしょう。ただ、そのときに「です・ます」調と「だ・である」調では、読者の反応の激しさがかなり異なります。

 また、「です・ます」調で書いていれば丁寧な印象を受けるため、「だ・である」調と比べて炎上しにくい傾向にあります。

 例えば「お店で食べた料理が美味しくなかった」と伝えたいとき、「です・ます」調なら「料理が美味しくなかったです」ですが、「だ・である」調なら「料理がまずい」、「料理が残念」といった書き方になり、そのお店のファンから強い反発を招いてしまいます。

 そのため初心者のうちは「です・ます」調を使い、慣れてきたら「だ・である」調のブログもやってみると良いでしょう。

両方の書き方を混ぜて使う方法も

 基本的に文章の書き方は統一するべきですが、「です・ます」調と「だ・である」調を混ぜて使う方法もあります。

 例えば小説家の村上春樹さんは、「です・ます」調と「だ・である」調を混ぜた使い方をしています。

アイスランドの優れた映画作家、フレドリック・フレドリクソンに『ムービー・デイズ』というチャーミングな映画があり、ここでは1960年代のレイキャビクの生活が描かれているのだが、そこにもビールの密輸でもうけて、優雅な生活を送り、近所でただ一人テレビを所有している男が登場する。 主人公の少年はそのビール・ケースを運ぶ手伝いをして、小遣いを稼いでいる。 しかしウィスキーの密輸なんかだと、『アンタッチャブル』みたいで、悪でタフな感じがするけど、ビールの密輸って、なんかもうひとつイメージとしてしまらないですね。重いばかりで。

ラオスにいったい何があるというんですか?(Kindleの位置No.295-296)』より

ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集 (文春文庫 む 5-15)

ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集 (文春文庫 む 5-15)

 この文章では説明文では「だ・である」調を、読者に対して話しかける流れでは「です・ます」調といった使い分けがされています。

 これを読むと、村上さんが読者を敬っていることがよく伝わってきます。「だ・である」調を使って表現の自由度を高めつつも、読者には「です・ます」調で話しかけることで丁寧な印象をもたせる。

 文体はこういった使い分けもできます。

自分の書きやすい文体が一番

 ブログを書くくらいのことで村上さんレベルまできっちり使い分けなくても良いと思いますが、結局は自分が書きやすい文体が一番です。

 なぜなら使い慣れない言葉で書くとメッセージが正しく伝わりにくいですし、何よりブログが続きません。

 ブログは続けることが何より重要ですので、結論としては文章の書き方なんて「どっちでもいい」んです。

 炎上怖いなって人は「です・ます」調を。自由に表現したいなって人は「だ・である」調を。大事なことは書くこと。それだけです。